今回のスイス旅行ではサンモリッツのホテル シェサ スプオンダス(Hotel Chesa Spuondas)に宿泊しました。
部屋もきれいで、夕食もおいしく、ホテル周辺の遊歩道ではかわいい動物たちにも出会えて、その割に料金は安めで、「泊まってよかった!」と思えるホテルだったので、詳しくご紹介します。
ホテル シェサ スプオンダス Hotel Chesa Spuondas
そもそも、今回のスイスエンガディン地方のへの旅行では、初めはサンモリッツに泊まる予定はありませんでした。
サンモリッツのホテルは高いし、街もごみごみしてて落ち着かなそうだし、泊まるのならサメーダンとかポントレジーナの方がいいなと思っていました。
しかし、偶然このホテル シェサ スプオンダスのことを知り、サンモリッツに泊まることにしたのです。
ホテル シェサ スプオンダスは、サンモリッツ駅から3kmぐらい離れた場所にあります。
サンモリッツ中心街とは違い、林に囲まれた静かな環境です。
私たちはレンタカーだったので問題なかったのですが、電車・バス利用の人は、サンモリッツ駅からホテル最寄りのバス停St. Moritz, Somplazまでバスで行った方が良いでしょう。
ちなみにこのホテルに2泊以上するとエンガディンカードがもらえるので、サンモリッツ周辺の電車、バス、ケーブルカー、ゴンドラなど無料で乗り放題になります。
ホテルの外観はこんな感じ。静かな林の中にあるペンション、と言った雰囲気です。
実際、外観だけでなく中身もホテルというよりもペンションでした。
ホテルの中の様子
ホテルの宿泊者は、「子供の宿泊大歓迎」とうたっているだけあって、子連れの人が多かったです。子どもが楽しめるキッズルームのようなものもありました。
ホテルの部屋の中はこのような感じでした。
こちらはスタンダードダブルルームです。部屋はそれほど広くはなく、ベッドとテーブル、イスのみ。テレビや冷蔵庫などはありません。
窓からは、気持ちのいい原っぱとテーブル、ベンチ、森の向こうにはレイ・マルシュの湖が見えます。
バスルーム、シャワーとも清潔感があり、水温・水圧もいい感じでした。
おいしい夕食が食べられる夕食付きプラン
Booking.comではホテル シェサ スプオンダスの夕食付きプランが選択でき、このプランが超おすすめです!
近所のレストランで食べるよりも安い上に、郷土料理が食べられて、しかもどれも非常においしかったです。
一般的なレストランに入ると、量が多くてメイン料理しか頼めなかったりしますが、このホテルの夕食はフルコースなので、前菜からデザートまで様々な料理を楽しめます。
ちなみに夕食の時間は19時と決まっていて、広いダイニングルームでほかのお客さんたちと一緒に食べます。これは日本のペンションと同じような感じですね。
お客さんが多い日は、ほかの旅行者と同じテーブルに相席になりました。相席といっても、無理に英語で会話する必要はありません。私たちも挨拶するぐらいでした(相手は英語ではなくドイツ語スピーカーでしたし)。
事前にメニュー表が配られます。お客さんによって言語を使い分けているようで、私たちは英語メニューが配られ助かりました(ドイツ語メニューしかないホテル、レストランがこのあたりでは多いので)。
こちらは前菜のサラダとチーズをスモークサーモンで巻いたものです。チーズは日本のチーズと違ってやはりおいしい!
メイン料理のオッソブーコ、マッシュルーム入りサフランリゾット、カリフラワーです。
オッソブーコとは、「イタリアのミラノやロンバルディア州の料理で仔牛の骨付きすね肉を煮込んだもの」だそうですが、ここでは骨付き豚肉が使われていました。味が濃そうに見えますが、意外にも薄味でかなりおいしかったです。
メニュー表には書かれていませんが、これらの料理のほかに、かごに入ったパンもありました。
サフランリゾットもイタリアの家庭料理の定番らしく、初めて食べましたが、日本で食べるリゾットとはまた違っておいしかったです。
こちらはデザートのアイスクリーム(ナッツ系?とイチゴ)、メレンゲ。日本の一般的なアイスクリーム、メレンゲよりも甘さ控えめで、かなりおいしかったです。
料理の量は、私にとっては「ギリギリ食べきれなくはないけどかなりおなかいっぱいになる量」でした。「おかわりどうですか」と追加で余った料理を持ってきてくれるので、たくさん食べる人でも問題ないと思います。
別の日のメニューはこちら(残念ながら料理の写真はありません)。
前菜はパンケーキ入りスープ(ドイツ料理?)。メイン料理は仔牛のシチューとトウモロコシ粥、野菜。デザートはメロンとメロンアイスクリーム。どれもとてもおいしかったです。
サンモリッツはイタリアに近いせいで、イタリア料理の影響を受けているようです。どの料理も、とてもおいしかったです。日本人好みの味だと思います。
この旅行で出会ったサンモリッツリピーターの日本人旅行者が言っていました。「同じスイスでも、ツェルマットやグリンデルワルトの料理はマズいが、サンモリッツの料理はおいしい」と。確かにその通りかもしれません。
この夕食付プランには、朝食もついています。朝食はビュッフェ形式で、ゆでたまご、パン、ハム、チーズ、シリアル、ヨーグルト、フルーツという、一般的なものでした。
動物にも出会える!ホテル周辺の散歩道
ホテルは林に囲まれていて、周辺に遊歩道がたくさんあります。レイ・マルシュ湖まで遊歩道を歩いて行くこともでき、朝の散歩にはぴったりです。
朝の散歩で、かわいい野生動物たちにも出会いました。
ホテル シェサ スプオンダスのまとめ
ホテル シェサ スプオンダスは、雰囲気もよく、食事もおいしく、自然好きな人、グルメな人にはぴったりのホテルだと思います。
スイスでこのような食事付きのペンション風ホテルに泊まるのは初めてでしたが、こちらに泊まってよかったと思います。
ホテル シェサ スプオンダスはBooking.comから予約できます。