スコットランド旅行7日目(2017/6/30)。いよいよ明日には帰国するため、空港のあるグラスゴー近くへ移動しつつ、観光を楽しみました。
目次
ケアンゴームズ国立公園周辺で探鳥
ケアンゴームズ国立公園(Cairngorms National Park)は、インバネスの南に広がる大きな国立公園で、中心地はアビモア(Avimore)の町。様々なアウトドアアクティビティを楽しめる場所とガイドブック等では紹介されています。
ハイキングコースやサファリパークのような施設など面白そうな箇所はいろいろあったのですが、とても全部は回り切れないので、鳥見をメインの目的としていくつかの施設に立ち寄りました。
Loch Garten Osprey Centre
まず訪れたのが、ミサゴ(Osprey)の子育ての様子が観察できるというLoch Garten Osprey Centreという施設。
入場料の5£を払い中に入ります。
オスプレイセンターの内部はこんな感じ。
ミサゴの巣が見える観察穴と、巣に取り付けられたライブカメラの映像がリアルタイムで見られるテレビ画面があります。
巣には何もいませんでした。
今年は3羽の子供が生まれたようなのですが、全部死んでしまい、オスの親鳥もどこかに行ってしまって、今はメスの親鳥しかこの巣にはいないということでした。
私たちが行った時には、そのメスの親鳥も不在で、空っぽの巣しか観察することができませんでした。
ミサゴの子育ての様子は、ビデオで見ることができましたが、実物は見られず残念でした。
オスプレイセンターの外にはエサ台が設置されていて、小鳥を少し見ることができました。
オブ・ローズ湖(Loch of the Lowes)
次に、ケアンゴームズ国立公園から少し南下し、ダンケルド(Dunkeld)という町にあるオブ・ローズ湖(Loch of the Lowes)を訪れました。
湖のほとりにあるのが、Loch of the Lowes Visitor Centre and Wildlife Reserveという、バードウオッチングが楽しめる施設です。
湖をのぞむ観察小屋。
先ほどのオスプレイセンターでは見られなかったミサゴが、ここでは見ることができました。親鳥が魚を運んできて子供に与えている様子をじっくり観察することができました。
湖にも野鳥がたくさんいました。
カナダガンとカオジロガン Canada Goose & Barnacle Goose
ハイイロガン Greylag goose
コブハクチョウ Mute Swan
カンムリカイツブリ Great Crested Grebe
カワアイサ♀ Common Merganser
観察小屋周辺にはエサ台も数多く設置されていて、「ここは野鳥のパラダイスか?」というぐらい、たくさんの小鳥が見られました。
ミソサザイ Winter wren
鹿の子供もいました。
あまり時間もないため、ここで探鳥は早々と終了して、本日の宿があるグリーノック付近まで移動しました(スターリング、グラスゴー経由)。
やや渋滞気味のグラスゴー付近の高速道路。久々に都会にやってきた気分です。
今晩の宿はグリーノックにあるHoliday Inn Express Greenock。またしてもグラスゴーという都会を避け、ちょっと離れた町に宿泊。
最終日はグリーノックの自然を満喫
最終日(2017/7/1)は、飛行機の時間まで半日程度時間があったため、グリーノックの近くのクライド・ミュアシエイ・リージョナル・パーク(Clyde Muirshiel Regional Park)に足を運びました。
牛や羊が放牧されているのどかな景色。
ウタツグミ Song trush
チョウゲンボウ Common kestrel
小川沿いを歩く気持ちの良い遊歩道。
海辺の遊歩道。
遊歩道上にいたモグラのような生き物。目が見えないようでした。
休日の朝、地元民が海辺を散歩するのどかな景色。
グリーノックで半日ばかり散歩した後、グラスゴー空港へ向かい、帰国のため飛行機に乗りました。
スコットランド旅行を振り返って
スコットランドは、自然豊かで景色が素晴らしかったです。中でも一番心に残っているのは、ハンダ島。地上の楽園といったイメージでした(おおげさ?)。
日本人でここに行く人はめったにいないでしょうが、とてもおすすめなので、自然好きな人はぜひ行ってみてほしいと思います。
それから、旅行中、日本人は全く見かけませんでした。飛行機の中で見かけたのも中高年のツアー客のみで、個人客はほとんどいない感じでした。
心配していたミッジ(ブヨのような生き物)ですが、見かけはしましたが、刺されることはありませんでした。
初めてのイギリス、初めてのB&B宿泊で、英会話に不安もありましたが、なんとか大丈夫でした。B&Bの予約の仕方や宿泊方法については別記事にまとめたいと思います。
次回スコットランド方面に行くのなら、オークニー諸島のような離島に行ってみたいですね。