これは2017年6月24日~7月1日にスコットランド北部(ハイランド地方)をレンタカーで旅行した旅の記録です。
目次
スコットランドレンタカー旅行の計画
スコットランドというのはイギリス北部の地域なのですが、スコットランド中でもさらに北部にあるハイランド地方というのが自然豊かでおもしろそうだと思い、今回の旅行はハイランド地方にしぼって計画しました。
イギリスに行ったことさえ一度もないのに、いきなりスコットランドハイランド地方に足を踏み入れることとなりました。
今回の旅行の目的は、スコットランドらしい壮大な景色を楽しむことと、野鳥を含むさまざまな野生動物を見ること。
ハイランド地方の情報収集
スコットランドハイランド地方の中でも最もおもしろそうだと思ったのは、最北部のNorthern Highlandと呼ばれる地域です。ここには、NC500という素敵なドライブコースもあり、レンタカー旅行にはうってつけです。
ところが、これらの地方に関する日本語の情報がとても少なく困りました。ハイランド地方の中でもメジャーなインバネスやネス湖、スカイ島の情報、ブログはいろいろと出てくるのですが、それ以外の部分の情報はほとんどなく・・・。
まずは、定番の地球の歩き方を読みました。
が、やっぱり私たちが行きたいと思うような場所はあまり載っていませんでした。
そこでこちらの本を読みました。
英語版しかありませんが、地球の歩き方よりはずっと詳しい情報が載っていて、役に立ちました。
どこの空港から入る? 航空券の手配
どこの空港から行こうかも、ずいぶん悩みました。
ハイランド地方北部に入るには、インバネス空港が一番近いです。そこで日本からインバネス空港への飛行機乗り継ぎをいろいろ調べていたのですが、どうも乗り継ぎが悪いのです。
そのため、エディンバラ空港、グラスゴー空港、アバディーン空港あたりも検討し、いろいろな乗り継ぎを調べました。
アムステルダム乗り継ぎ、ドーハ乗り継ぎ、ヒースロー空港まで直行便で行ってから国内線空港に移動してインバネスに行くとか、いろいろな経路を検討しました。
その結果、グラスゴー空港からスコットランドに入るのがベストだという選択に。エミレーツ航空使用のドバイ乗り継ぎです。
エミレーツ航空使用のドバイ乗り継ぎは、飛行機に乗っている時間は長くなりますが、なんといっても安いです。
そして、乗り継ぎのタイムロスが少なく、効率がよかったです。ドバイでの乗り継ぎ時間も短めで(行きは4時間10分、帰りは1時間55分)、極力時間を無駄を避けることができます。
航空券はJTBで購入(いろいろ検索した結果、意外にもJTBの航空券が一番安かった)。
旅行スケジュール
こんな感じで旅行計画を立て、事前にレンタカーとホテルの手配をしておきました。
●6/23(金) 夜、成田発の飛行機でグラスゴーへ【機内泊】
●6/24(土) グラスゴーからアローチャー【アローチャー泊】
●6/25(日) スカイ島へ渡る【スカイ島泊】
●6/26(月) スカイ島でハイキング【スカイ島泊】
●6/27(火) スカイ島からアラプールへNC500ドライブ【アラプール泊】
●6/28(水) ハンダ島ハイキング【ダーネス泊】
●6/29(木) ダーネスからインバネス近郊までドライブ【インバネス近郊泊】
●6/30(金) ケアンゴームズ国立公園を経てグリーノック【グリーノック泊】
●7/1(土) グリーノック周辺を見てグラスゴー空港へ【機内泊】
●7/2(日) 成田に帰国
レンタカーの予約:オートマかマニュアル車か?
海外でレンタカーを借りるのはハワイ、カナダに続きこれが3度目。
海外でレンタカーを借りることに問題ないのですが、迷ったのはオートマにするかマニュアルにするかということです。
イギリスマニュアル車が主流でオートマ車は少ししかありません。レンタカーもマニュアル車が多く、オートマ車はレンタル料が高くなります。
初めは安いからと言う理由でマニュアル車を借りようと考えていました。私も夫も、マニュアル車を運転できる免許証を持っています。
ですが、2人とも普段はオートマ車しか運転しておらず、私にいたっては教習所でしかマニュアル車を運転し以来一度もマニュアル車に乗っていないという、完全なるペーパ―ドライバー。
ハイランド地方の北部は道が狭くて、対向車とのすれ違いにも苦労しそうなので、やっぱり運転し慣れているオートマ車がいいんじゃないかという話になりました。
オートマ車のレンタカー料金を調べてみたら、思ったよりも安かったというのもあり、結局オートマ車を借りることにしました。
免許証については、去年発行した国外運転免許証の期限内だったので、こちらを使いました。
ホテル・B&Bの予約
今回の旅行を計画したのは、4月下旬、旅行開始の2ヶ月前です。ホテルを探すにも、人気エリアのホテルは全然空きがなくて困りました。
特にスカイ島などの人気観光地では半年ぐらい前から予約しなきゃいけないみたいで、Booking.comなどの大手宿泊予約サイトでは一件も空きがないというさんさんたる状況でした。
そのため、Booking.comなどのサイトには掲載されていない、こじんまりとしたB&Bを探して直接予約したりして、なんとか全日程の宿泊地を確保しました。
スコットランドへ出発:成田→ドバイ→グラスゴーの長い旅
6月23日金曜日の夜、成田22:00初のエミレーツ航空EK319に乗ってドバイへ向かいました。10時間40分のフライトです。
ドバイ空港は巨大な空港で、ターミナル間も地下鉄で移動します。案内看板どおりに進めば特に迷うことなく、難なくグラスゴー行き飛行機の出発ゲートへたどり着くことができました。
4時間10分のトランジットでは、椅子に座って仮眠をとりました。その後、7時間45分のフライトを経てグラスゴー国際空港へ。
ドバイからグラスゴーへの飛行機では、日本人のツアー客と思われるバッチを付けた中高年を10人ほど見かけましたが、それ以外に日本人の姿は見かけませんでした。
ここで日本人を見かけて以降、スコットランド旅行中は誰一人として日本人に出会うことはありませんでした。
レンタカーを借りて出発
グラスゴー空港で予約しておいたバジェットレンタカーを借りる手続きをしました。このとき追加運転者登録をお願いして、2人とも運転できる状態にしておきました。
イギリスは日本と同じ右ハンドル&左側通行なので運転しやすいのですが、なぜかワイパーとウインカーの位置は日本とは逆でした。
さっそく、レンタカーに乗ってグラスゴーから北へ向かいます。
天気は晴れたり雨が降ったり。
日本にはあまりないラウンドアバウトと呼ばれる交差点。
途中、ディスカウントショップのようなお店に寄って道路地図を購入。カーナビは借りず、この地図とスマホのグーグルマップ(オフライン使用)を使いました。
ロモンド湖沿いの道を走り、今日の宿であるLoch Long Hotelへ到着。
人気の宿なのか、土曜日だからなのか、駐車場は満車。ホテルの人に聞いたら、数百メートル先の公共駐車場(夜間無料)にとめてくれと言われました。
公共駐車場のところはちょっとした公園みたいになっていて、鳥さんも少しいました。
タイリクハクセキレイ Pied Wagtail
ウタツグミ Song thrush
ニシセグロカモメ Lesser black-backed gull