オーストラリアならではの動物といえば、カンガルー。野生のカンガルーを見るのも今回のケアンズ旅の目的の一つでした。
一般的なカンガルー(グレーカンガルー)は比較的簡単に見ることができましたが、ちょっと珍しい木登りカンガルーは見つけるのにやや苦戦しました。
この記事では、これらのカンガルーをどこで探しどこで見つけたのかを書いています。動物園やツアーに頼らず野生のカンガルーを見たい人の参考になれば幸いです。
※これは、2017年8月にケアンズをレンタカーで旅行したときの記録です。旅行の概要を知りたい人はこちらの記事からどうぞ。
目次
野生のカンガルーを探しにマリーバゴルフ場へ
ケアンズ近郊で野生のカンガルーが見られるスポットとして有名なのが、マリーバゴルフ場です。
マリーバゴルフ場はケアンズから車で1時間ほど離れた場所にあり、動物観察ツアーでもここに来るようです。それだけ高確率で野生カンガルーが見られるポイントなのでしょう。
カンガルーは朝の方が見やすいだろうと思い、早朝、ホテルからマリーバ方面へ向かいました。
早朝のマリーバは、熱気球がたくさん飛んでいました。
マリーバのゴルフ場に到着すると、すぐにカンガルーを見ることができました。
ゴルフ場の敷地外からでも、たくさんのカンガルーが見えました。
ぴょんぴょん飛び跳ねながら走るカンガルーや親子カンガルーなど、いろいろなカンガルーを生で見ることができて感動しました。
ちなみに、野生のカンガルー(グレーカンガルー)は、マリーバゴルフ場でしか見られないわけではありまん。
ケアンズ近郊を車で走っていると、たまに野生カンガルーを目撃することがありました。
木登りカンガルー
木登りカンガルーは、カンガルーの仲間でありながら木の上で生活する珍しい動物です。ケアンズ近郊にいるのは、カオグロキノボリカンガルーという種類のカンガルーで、生息数が少なく、見るのが難しいと言われています。
動物探索ツアーに参加すれば簡単に見られるのかもしれませんが、私たちはそういったツアーには参加せず、自力で木登りカンガルーを探し求め、運よく見つけることができました。
事前にネットで調べた木登りカンガルーが見られるポイントは、
- カーテンフィグツリー
- マランダフォールズ
- ネラダティーファクトリー
です。これらのポイントをすべて見て回りました。
カーテンフィグツリー(Curtain Fig Tree)
最初に訪れたのは、カーテンフィグツリーです。入口の看板には、ちゃんと木登りカンガルーの作り物が飾られていました。
結構探したのですが、結局このカーテンフィグツリーで木登りカンガルーは見つけられませんでした。
マランダフォールズ(Malanda Falls)
次に木登りカンガルー探しで訪れたのはマランダフォールズです。
ビジターセンターの人に聞くと、ビジターセンターから道路を渡った向こう側にあるマランダ・フォールズ保護公園(Malanda Falls Conservation Park)に木登りカンガルーがいることがある、とのことでした。
ただ、ここ数日はここで木登りカンガルーを見た人がいないらしく、「もし見られたら教えて」と言われました。
さっそく、マランダフォールズ保護公園の遊歩道を歩いてみましたが、やはり木登りカンガルーは見られませんでした。
ただ、マランダフォールズのビジターセンターでは、木登りカンガルーに関する有力な情報を得ることができました。
木登りカンガルーの目撃情報がビジターセンター内の掲示板に書かれていて、それによると、最近よく目撃されているのは、ネラダティーファクトリーだそうです。
もともと木登りカンガルー探しにネラダティーファクトリーにも行く予定だったので、やや期待してファクトリーに向かいました。
ネラダティーファクトリー(Nerada Tea Factory)
ネラダティーファクトリーは、その名の通りお茶工場のようです。隣にはビジターセンターも併設されています。
私たちが木登りカンガルー探しにここを訪れた日はちょうど定休日で、入口の柵が閉まっていて施設の中には入れませんでした。
仕方なく柵の外から木の上を見上げ、木登りカンガルーを探しました。
なかなか見つからず、諦めかけたとき、居合わせたほかの外国人観光客が「ここにいるよ」と教えてくれました。
木登りカンガルーは音も立てずに木の上でじっとしていて、ちゃんと探したつもりだったのに、全く気づきませんでした。夜行性なので、とても眠そうにしていました。
なかなか見つからなかった木登りカンガルーでしたが、ネラダティーファクトリーでじっくり見ることができてよかったです。
夕方になると、続々と動物探索ツアーと思われる人たちがやってきて、にぎやかになりました。