今回のケアンズ旅行で最も心に残った場所の一つが、マリーバウェットランド(Mareeba Wetland)です。
マリーバウェットランドは、赤茶けて乾燥したサバンナの大地に、アリ塚、野鳥が集まるオアシスのような湿地帯が広がる、自然豊かな場所です。
地球の歩き方などのガイドブックにも載っておらず、観光客もほとんど行かないような場所ですが、静かで素晴らしい景色が楽しめるので、自然好きな人にはおすすめです。
※注意※
2018年4月28日から、マリーバウェットランドは閉鎖されているようです。サイトを確認すると、「2018年中に保護方法を見直すため」と書かれており、しばらく閉鎖したのちリニューアルしてオープンするようです。
最新情報については、こちらのサイトを確認してみてください。http://www.mareebawetlands.org/
マリーバウェットランドのビジターセンター

マリーバウェットランドは、ケアンズ市街地から車で1時間20分ほどの場所にあります。ロックワラビーの餌付けで有名なグラナイトゴージ・ネイチャーパークの近くです。
ビジターセンター(Mareeba Wetlands Visitor Centre)とロッジ(Jabiru Safari Lodge)があるだけで、周りには何もありません。
※注意※
ロッジ(Jabiru Safari Lodge)は2018年4月27日に閉鎖してしまったようです。
ビジターセンターに向かう道は途中から未舗装路になりますが、レンタカーで問題なく行くことができます。

ビジターセンターへ向かう道

ビジターセンター駐車場

ビジターセンター
ビジターセンターにはカフェが併設されていて、景色を眺めながら休憩することができます。

ビジターセンターの建物の中では、湿地帯に面した部分がテラスになっていて、景色を眺めたり野鳥を観察したりできるようになっています。

ビジターセンターから見たマリーバウェットランドの景色
ビジターセンターの周りには、野生のエミューが数羽いました。


マリーバウェットランドの沼を一周するコース

マリーバウェットランドの沼(湿地帯)を一周する3.7kmのウォーキングコースを歩きました。

コースの歩き始めはこんな感じ

水辺の鳥

コース中には大きなアリ塚がたくさん


野鳥などを観察するための台


遠くに牛たちの姿
沼を一周するのに、野鳥などを見ながらゆっくり歩いて2時間半ほどかかりました。その間、ほかの観光客とは一組しか出会わず、とても静かなコースでした。
景色もきれいで野鳥も多く楽しめました。日中~午後は直射日光が当たってかなり暑くなるので、できれば午前中に歩くのがおすすめです。
暑い中一周コースを歩かなくても、ビジターセンターのテラスからでも十分に景色や野鳥を楽しむことができると思います。
マリーバウェットランドで見た野鳥
マリーバウェットランドの一周コースを歩く中で見た野鳥です。

アカメテリカッコウ(Little Bronze Cuckoo)

セアカオーストラリアムシクイ♀(Red backed Fairy wren)

ハチクイ(Rainbow Bee-eater)

キイロミツスイ(Yellow Honeyeater)

Black-throated Finch(キンセイチョウ)
※キンセイチョウはなかなか見られない珍しい野鳥のようです。コースを歩く前、ビジターセンターの人が、「コースのこのあたりの場所で珍しいBlack-throated Finchという鳥がいるよ」とわざわざ教えてくれました。

モリショウビン(Forest kingfisher)?

アカハラモズヒタキ(Rufous Whistler)

トサカレンカク(Comb-crested Jacana)

コクチョウ(Black Swan)

アオマメガン(Green Pygmy-goose)

シロハラコビトウ(Little Pied Cormorant)

オーストラリアヘビウ(Austalian Darter)

チュウダイサギ(Eastern Great Egret)

オーストラリアクロトキ(Australian White Ibis)
